みなさん、笹巻き(一般では「ちまき」?)ってご存知ですか?
祖父母は、毎年5月の初め頃に笹巻きを作って食べさせてくれていて、私の幼少期から親しみのある食べ物です。
祖母も幼い頃に母親から教わったのだとか。
今までは転勤等で離れて暮らしていた事もあり、お手伝いに行けませんでしたが、今年初めて笹巻き作りを体験することができました!
今回は、手先が不器用な私の笹巻き作り体験をお話ししたいと思います。
笹巻きってなに?!
笹巻は、端午の節句である、5月5日に子供の成長を願って食べられる行事食のようです。
我が家では三角形の形をしていて、笹の葉を使って折り込み、中にはもち米を入れて、いぐさで巻いています。
また、笹巻きはきな粉をつけて食べてますが、これが美味しい!
祖母は福島県生まれですが、山形県でも親しまれているのだとか。
笹巻きを作るために必要なもの
今回笹巻きを作るのに、材料の下ごしらえは全て祖父母が準備してくれていました。
- もち米(1升で50個分)
- 笹の葉(1個につき2枚使うので50個分なら100枚)
- いぐさ(1本を細く割いて使います)
我が家では笹巻きはきな粉につけて食べますが、きな粉に多めの砂糖と少量の塩を混ぜて作っています。
茹でる工程があるので、大きな鍋等あると良いかと思いました。
笹巻きを作ってみた!
実際に祖母や伯母に教わりながら笹巻きを作ってみました。
事前準備から完成まで結構時間がかかります。
事前準備も大変!
笹の葉やいぐさは、親戚が山から採ってきたそうですが、事前に煮て煮沸消毒してあるそうです。
また、もち米は一晩水につけておき、ザルにあけて水気を切っておきます。
いぐさは、太いところは割いて細くしていきます。
(ビニール手袋等しておいた方が手を傷つけずにすみます)
このいぐさが太いと千切れやすいのだとか。
かなり強度がある草だそうです。
祖母を尊敬!初心者は1個作るのも一苦労
事前準備も終わって、いざ笹にもち米を入れて巻いていきます。
集中していて、作っている最中の写真はありませんが、簡単に手順を説明すると…
①笹の葉を円錐状に折り、もち米を8分目くらいに入れます。
②もう一枚の笹で蓋をして三角形になるように折り込みます。
③いぐさを使って緩まないように縛ります。(これにもやり方がありました)
④笹巻き5個を一つにまとめ、たっぷりの水から1時間ほど茹でます。
⑤茹で上がった笹巻きを吊し、水気を切るように乾燥させて一晩経てば食べられます。
最初の円錐状に笹を折るところで、先端に隙間がないようにすることがポイントです。
縛る時も気持ちきつめに縛って緩まないように心がけました。
笹巻き完成〜!
茹で上がって一晩経った笹巻きを早速食べました!
不恰好な私の笹巻きでも中身は美味しかったです^^
もち米がモチモチしていて、お米を入れすぎなくて正解でした。
今までは食べるだけでしたが、作ってから食べてみるとより美味しく感じますね。
きな粉が甘じょっぱくて何個でも食べれてしまいます。
感想〜笹巻きづくりをしてみて〜
初笹巻き作りは、数個作ってみればやり方も慣れてきました。
ただ、手先が不器用なのもあって見た目は祖母のものと比べると敵いません。
(左が私の、右が祖母の作ったものです)
やはり、何年も作り続けいている祖母は結び目も綺麗ですよね。
一つ作るのも祖母や伯母はテキパキしていて早い!
伝統を受け継ぐにはまだまだ修行が足りないですが、初心者でも楽しく作ることができました。
また、自分が作ったものを「美味しい」と食べてもらえる事も嬉しいですね。
編集後記
今回は、私も幼少期から毎年食べるのを楽しみにしている笹巻きをご紹介しました。
5月ごろになると、スーパーにも笹巻きが売っていましたが、やはり時間をかけて作ったものを食べるのは格別でした。
初めて作ってみたものは、まだまだの出来だったので、来年作る機会があればまた挑戦したいと思います!