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Netflix映画『アイ・アム・マザー』感想と考察〜全てはマザーの計画通り?〜

最近見た映画の中で、特に印象に残っているものをご紹介します!

 

その名も「アイ・アム・マザー」。

 

 

オーストラリアとアメリカの合作SF映画。

 

動画配信サービス、Netflixで視聴することができます!

 

軽く話に触れると、アンドロイドが子どもを育てるのですが、その裏にある計画について色々と考察するのが楽しかったですね。

 

そこで今回は、「アイ・アム・マザー」を見た感想や私なりの考察をブログに残していきたいと思います!

 

とん
ネタバレを含みますのでご注意ください!

 

あらすじと登場人物

 

人類の大量滅亡後、再増殖施設内でたった一人ドロイドの母親に育てられている少女。

だが、彼女の前に別の人間が現れたとき、ずっと信じてきた世界が揺らぎ始める。

Netflix 「アイ・アム・マザー」より引用

 

「アイ・アム・マザー」では、登場人物がアンドロイドのマザーと人間が3人しか出てきません。

また、人間には名前がなく、主人公の「娘」、「女性」、「弟」のみ。

しかも、「弟」は赤ちゃんなので話すことはなく、実質、「マザー・娘・女性」の3人で話が進んでいきます。

 

映画を見た感想

 

映画のジャンルでは、割とSFが好き。

そこで見つけたのが「アイ・アム・マザー」でした。

 

無機質な外見のアンドロイドが女の赤ちゃんを育てていて、娘も違和感なくすくすく成長。

閉鎖的な環境で、よくここまで美しく、賢く娘が育ったなぁと感心した部分もありました。

 

そして、映画を見終わった感想としては、「伏線をもう一度辿って考える必要がある」ということ。

私の頭では、一度で全てを理解するのは難しかったです。

しかし、考察を続けていくのは面白い!

序盤や中盤で「ん?」と疑問に思ったことが、「こういうことかもしれない!」と推測でも理解が深まってスッキリ感が味わえたと思います。

「アイ・アム・マザー」というタイトルの意味もラストでしっくりきました^^

倫理観、宗教、「娘」の成長、マザーの存在など、様々な含みを持つ映画だと思います。

スリリングな映画なので、体調の良い時に見るのがオススメ(笑)

 

 

無機質なのに温かみがあるマザー

 

序盤、マザーが赤ちゃんを抱いたり、様々な音楽をかけて試行錯誤しながらあやすシーンがあります。

 

アイ・アム・マザーの赤ちゃん

 

感想でも言ったとおり、その見た目はまさにアンドロイドなんですよ?

 

アイ・アム・マザーの母

 

この中央の目のような部分が少し怖い…

 

ですが、子育てに奮闘し、時に娘に厳しく、時に寄り添い優しい母になるマザー。

 

アイ・アム・マザー

 

画像では見にくいですが、娘がマザーに貼ったシールがそのままになっています。

娘もマザーのことが大好きだったのでしょうね。

 

また、マザーはたまに冗談も言うし、食欲のない娘にケーキを勧めたりもします。

アンドロイドですが、温もりのある母性を感じました。

 

しかし、その一方で冷酷なところが顕著に目立ちます。

施設に侵入したネズミを焼却処分したり、女性と取っ組み合いになった時には傷口をグリグリと痛めつけたり…

 

その二面性は、見ていてハラハラするものでした。

 

真実は自分で確かめる

 

娘は、マザーの言うことを信じ、その倫理観を正しいと思って生きてきました。

しかし、侵入してきた女性と出会うことで、マザーに対しより不信感を持つようになります。

そもそも、外の世界には人間がいないと言っていたのに、女性が生きていたり…

 

また、女性が撃たれた銃弾とマザーを撃った銃弾を同じものというところ。

女性から、自分で実物を見たのかと聞かれた時から、「マザーが嘘をついている」と理解し始めます。

それまで、疑念だったものが確信に。

 

さらに、マザーは、娘は施設で生まれた第1号と話しますが、娘の年齢と絶滅日数には誤差があることから、その前にも子どもが存在していたと推測。

実際、焼却炉から人間の顎の骨が見つかっていますし、ここでもマザーが嘘を言っていたことが判明します。

 

結局、外界へ出ても、女性が話していたことが嘘で、他の人間は飢餓状態から殺し合ったとのこと。

女性は、一人で暮らしていたことになります。

 

信頼していた人にことごとく嘘をつかれ翻弄されますが、そこで強くなっていく娘。

置き去りにしていた弟を助けに施設へ戻るところは、マザーの言いなりになっていた頃とは違う顔つきでした。

 

 

女性の結末

 

アイ・アム・マザーの女性

 

外界から「撃たれたから傷の手当てをしたい」という女性の声が。

外の世界に興味を持ち始めていた娘は、女性を中に入れてしまいます。

もちろん、マザーにはバレますが。

 

この女性、年齢的には40歳前くらいではないでしょうか。

実は、序盤で絶滅後の日数の記載があるのですが、

DAYS SINCE EXTINCTION EVENT(絶滅後の日数) 13867

13867日を1年の365日で割ると、約38年

主人公である娘は10代後半。

つまり、この女性は再増殖施設で育てられた最初の赤ちゃん、「APX01」ということが考えられます。

 

女性は、娘に孤児であることや鉱山で拾われたことを話しているので、計画のためマザーが外界へ捨てたのでしょう。

最後には、マザーが支配しているアンドロイドが女性の元を訪れます。

 

アイ・アム・マザーのアンドロイド

 

マザーは、中心の円の下に2つ小さい丸がありましたよね。

 

そして、女性に「今までは生かされていた」旨を話します。

周囲の人間は殺されても、女性だけはなぜか生き残っていた。

それも、娘が母になる計画の一環だったから「生かされていた」のです。

 

計画が達成されれば、女性は用済み。

女性の道徳は、マザーが望んだものとは違いますしね…

直接的なシーンはありませんが、最後はアンドロイドによって殺害されたと想像できます。

 

全てはマザーの計画通り

 

アイ・アム・マザーの名シーン

 

結局、マザーの目的は何だったのか。

それは、娘を立派な母となるまで育てることと言えます。

 

「母親には勉強が必要」

この言葉が、一連の計画を物語っているようにも感じます。

マザーは良い子を育てることは簡単ではないと語っていますし、知性、体力、精神力など全てを養っていき、まずは母となる娘が完璧な存在となるよう仕向けたのかと。

多様性のない話ですが…

 

例えば、マザーは、人として良いとされる倫理観を教えたり、バレエを習わせしなやかな体づくりをサポートしました。

また、女性と出会い外の世界も見て、母からの自立を決意。

最後、マザーと娘の直接対決では、弟や他の胎児を育てさせて欲しいとお願いする娘。

そこで、娘がマザーの助けを「いらない」とキッパリ拒否したことを聞いて母となる覚悟を感じ、マザーは娘に銃を撃たせました。

 

そして、まだ幼い頃の娘に言っていた「最後には大家族になる」ということ。

少女を最良の母として育てることがマザーの使命で、結果、娘が母(神)となり人類を再生させることまで計画通りなのではないでしょうか。

アイ・アム・マザー」、タイトルが物語っていますね〜

 

ある意味マザーの勝利とも感じられるようなラストです。

娘は結局胎児たちをどうしたのか、(女性が飼っていた犬はどこへ行ったのか)疑問は残りますが、考察が楽しい映画でした!

 

 

アイ・アム・マザーを見るには?

 

アイ・アム・マザーはNetflix映画ですが、Amazonでも映画DVDを購入できるみたいです!

 

リンクを載せておきますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!

 

SF好きな方はもちろん、これから妊娠・出産を控えている方にも考えさせられる映画でオススメです〜

ただ、スリルがあるのでご注意を!

 

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