令和元年5月25日(土)に日本武道館で開催された、『第57回全日本合気道演武大会』を見学してきました!
今まで合気道という武道に馴染みがなかったのですが、私の弟が去年から合気道を始めまして、初出場の勇姿を見に行きました…^^
今回、全国から合気道愛好者が集まる大会があることも初めて知りましたし、合気道人口が増えたと言っても、私のような初見の方もいらっしゃると思います。
少しでも合気道に興味を持っていただけたら嬉しいです。
合気道ってどんな武道?
合気道という言葉を知っている方は多いと思いますが、では合気道とは何なのか?!
合気道は、植芝盛平という方が創始した現代武道だそうで、相手と競い合うのではなく、技を繰り返し稽古し、心身の鍛錬を図ることを目的としているようです。
現在では、国内だけでなく約140の国と地域でも愛された武道となり、年齢・性別・国籍を問わず、多くの方々が稽古に励まれています。
「和の武道」と言われるように、相手を尊重し、切磋琢磨し合う、人としての心を大切にしている合気道。
人間理解に最適な武道ということですね。
第57回全日本合気道演武大会をレポート!
ここからは、演武大会の様子を詳しく説明していきたいと思います。
大会の概要
・開催日:令和元年5月25日(土)
・開会・閉会時間:12:00〜17:00
・開催場所:日本武道館
・入場料:無料
・出場者:約8000名
大会は見学の方も入場無料で、座席の指定もありませんでした。
出場者だけでなく見学の方も多数いたので、会場も大変賑わっていましたよ!
演武次第を簡単に紹介!
合気道演武大会は「試合」という雰囲気はなく、稽古を披露するものでした。
演武は第一部と第二部に分かれており、道場ごと、学生や社会人の合気道部、師範などが5ヶ所の畳の上でそれぞれ受身や技を繰り返します。
第一部は55演目まで、第二部は47演目終了後に合気道道主の総合演武が行われました。
演武は1演目大体3分程度。
畳の色は赤・青・白・黄・緑に分けられており、大会のパンフレットを見ると、どの色でどこの出場者が演武しているかがよく分かりました。
学生・社会人演武
学生や社会人の演武では、白い胴着の方と袴の方がいました。
(段を持っている方は袴での出場ができるそう)
全国から愛好者が集まっているため、畳の場所によっては人口密度が高いところも。
また、市役所、NHK、富士通など、誰もが見聞きしたことのある企業でも合気道部があり、社会人団体も多数見受けられました。
団体によって、お手本を見せてから技を行うところや、開始の合図があったらすぐに技に入るところもあって、演武の見せ方も様々。
一度に5団体見ることができるのも大会の魅力です。
本部道場長の演武がすごい!
第一部の最後に本部道場長、植芝充央氏の自由演武がありました。
本部道場長の演武ともなると、会場は静かになりピリッとした雰囲気に。
武道館には受身の音だけが響き渡り、1人で3人を相手にした演武はキレがあってとても美しいものでした。
これには格の違いを感じてしまうかもしれませんね。
外国人にも大人気!胴着の売店?!
日本武道館1階では、合気道グッズが多数販売されていました。
商品は胴着や袴、漢字がプリントされたTシャツなど、愛好者の必需品だけでなく外国人のお土産向きなものも。
実際に胴着を試着している方もいらっしゃいました!
日本の武道が海外の方に愛されているのは大変喜ばしいことですね。
初めて合気道を間近で見て〜感想〜
弟が合気道部に入ると聞いたときは、合気道のことを何も知らず、「合気道って何?」という初歩レベルでした。
しかし、合気道愛好者の演武を間近で見てとても感動しましたし、争わず自己研鑽に励む心意気に現代らしさを感じました。
また、合気道がこんなにも世界中に浸透し、性別も年齢の壁もなく愛されていることは日本人の誇りです。
実際に大会を見て、こんなにも合気道人口が多いことを知りましたし、信念も日本らしい武道でかっこいいと心から思いました。
最後に
今回は、第57回全日本合気道演武大会をレポートしてみました。
幅広い世代・国籍に親しまれている合気道は、今後も愛好者人口を増やしていくことでしょう。
やはり、日々の稽古が自分に生かされる武道って素敵ですよね。
私も、自分が知らないことを実際に見て理解を深められたので、今回見学して本当に良かったと思います。
合気道に興味のある方は、ぜひ次回の大会を見学してみてくださいね!